長崎無線局の記念碑の移設について「経過と結論」

 NTT西日本福岡支店より長崎無線局の記念碑移転の要請があったことはホームページ に掲載していたとおりです。
 その時点では なぜ移設しなければならないのか! 等の説明はありませんでした。
 また、開発業者との関係で、できるだけ早く記念碑に関する問題を解決したいとの意思表示もありました。
この記念碑は
①全国にいる長崎無線局OBの方々の温かい浄財により建設したこと。
②歴代の局長や分会長が中心となって取り組んできたこと。
③NTT西日本長崎支店との間で借用願いを出し、建設場所を確保したこと。

などなどから、無線局OB会としてはすぐに返事はできない。8月末までに移設するかどうかを含めて結論を出したいと伝え、OB会としての検討に入りました。
 急遽、会長、事務局長等で
①移設が必要な理由
②「拡幅した道路沿いのNTTのRT・BOX敷地内」「予定されている多目的広場内」「宅地造成地の中央緑地帯」などの場所に移設は可能か?
③費用の負担、工事日程など

を内容とする質問メモを8月16日福岡支店に提出し23日回答をもらいました。

 この回答をもとに8月27日、諫早市・大村市在住のOB会役員を中心に役員会を開催しました。

          移設の理由及び結論

 NTT西日本が長崎無線局跡地を「りんかい建設株式会社」に売却し、「りんかい建設」が宅地開発許可申請を諫早市に提出したところ、無線局記念碑の面している市道に2メートルの歩道を設置することを条件に諫早市は認可しました。
 市道を拡幅すると歩道が記念碑にかかることにります。
 役員会としては、残念ではあるが移設はやむ得ない情勢と判断しました。
 移設場所については、無線局の跡にできるだけ近いところ。ゆっくりと記念碑が眺められるところ。 足がかりの良いところなどを勘案して、宅地の中央にある緑地公園内にマテリアルのひとつとして設置が適当と判断し、緑地公園内に移設することを決めました。
 緑地公園内のどこにするかは三役の判断に委ねることにしました。


 りんかい建設株式会社九州支店より2名が出席し概要次ぎの説明がありました。

 記念碑の移設は諫早市の歩道設置要請のため。
 開発は35,000平方メートル 緑地4,000平方メートルを確保する。 
 宅地87個分を計画、 完成は平成15年12月を予定
 

 宅地造成許可申請の中で諫早市より現在の無線局跡地側の市道は計画道路ではないが造成工事として市道拡幅の要請があり、りんかい建設として検討の結果拡幅に同意した。
 そのため無線局記念碑の移設が必要となりOB会のみなさんにご迷惑をおかけすることになしました。
 宅地造成地の中央緑地帯は7~13メートルあり、これはの宅地売り出しの重要なエキスと考えています。
 多目的広場はもう少し広くして欲しいとの要望もあります。
 記念碑の設置場所についてはOB会の判断に従います。